開き直ったAKB…10年ぶり純正シングルと新番組で“自虐”からの逆襲

48曲を歌いきり疲れ切った笑顔でポーズを決めるメンバー

乃木坂46に越されたことを素直に認めることから逆襲が始まる――。

人気アイドルグループ・AKB48が23日、神奈川・横浜市内のぴあアリーナMMで、約1年5か月ぶりとなる単独コンサートを開催した。

15周年を記念した同コンサートは、最年長の柏木由紀(29)が演出を担当。全48曲をノンストップで披露する初の試みで驚かせた。

柏木は「私たちの思いや気合が伝わっていたらうれしい。1期生が全員卒業した今、AKBを作り上げてきた感謝の気持ちを忘れず、AKBはもっともっと大きなステージに向かって歩んでいきたい」と決意した。

1年半ぶりとなる58枚目のシングル(タイトル未定、9月29日発売)も決定。SKE48ら姉妹グループのメンバーが参加しない〝純正AKB〟によるシングルは、2010年12月の「チャンスの順番」以来、約10年ぶりだ。

さらに、サプライズは終わらず。「そこそこ重大発表」と告知があり、7月から新番組「乃木坂に、越されました。~崖っぷちAKB48の大逆襲~(仮)」がスタートすることが大スクリーンで発表された。詳細については「某 弱めキー局 ド深夜にて!」と明らかにならず、関係者も「まだ言えません…」と口を濁した。

なんとも自虐的?タイトルだが、向井地美音が「今度は私たちが超えていかなきゃいけない」と胸を躍らせれば、柏木も「久しぶりにAKBっぽいなって思った」と歓迎した。

「メンバーも〝乃木坂46に負けている〟と分かってはいても、やはり大っぴらに言いづらいところはあった。堂々と『乃木坂に、越されました。』と番組として突きつけられれば、開き直るしかない。乃木坂46は『AKB48の公式ライバル』という肩書きでデビューしたが、今度はAKBが『乃木坂46の公式ライバル』として、再デビューするぐらいの覚悟が必要かもしれない」(前同)

早くも村山彩希は「乃木坂、超えてやるぜ~!」と力こぶ。別の関係者によれば、詳細は決まり次第発表するとのこと。どんな番組になるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社