新型コロナワクチン 入所男性1日2回接種 小美玉・高齢者施設 直前の本人確認怠る

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新型コロナウイルスのワクチン

茨城県小美玉市は23日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、市内の高齢者施設に入所する75歳の男性に対し、誤って同じ日に2回接種したと発表した。男性の健康状態に今のところ異常はないという。

誤接種があったのは、同市橋場美の介護老人保健施設「みのり苑」。男性は21日午前9時半ごろ接種を受けたが、同日午後2時50分ごろ、誤って再度接種された。施設によると、午後の接種終了後に医療スタッフが予診票と接種者の数が合わないことに気付き、男性への誤接種が分かった。

市や施設によると、この日の接種は、施設と同じ社団医療法人が経営する美野里病院(同市西郷地)の医師1人と看護師2人が担当し、施設内の食堂を会場にして実施。対象者は午前と午後各50人で、いずれも25人ずつのグループに分け、全員がそろって入退室していた。ミスが起きた原因について、市は「接種直前の本人確認を怠ったことと、会場に被接種者以外の人が出入りできる環境だったことがある」としている。

ミスを受け、みのり苑の高在完(こうざいかん)施設長は「入所者に心配をかけおわびする。本人確認と被接種者以外の入室防止を徹底する」、島田穣一市長は「市民に不安を与え心よりおわびする。市内の病院や施設に、国や県の『間違い防止チェックリスト』の活用を求め再発防止に努める」とのコメントを出した。