23日午後3時半ごろ、長崎市戸町4丁目の井筒造船所の関係者から「崖崩れが起きた」と119番通報があった。造船所に隣接する山が崩れ、倉庫2棟と車2台が土砂やがれきで全損した。けが人はいなかった。
市消防局によると、現場は海の近くで、幅約15メートル、高さ約30メートル、奥行き約5メートルにわたって崩れた。大浦署によると、敷地内の神社も全壊したという。
30代の男性作業員は「休憩時間に現場近くの建物から崖崩れの瞬間を目撃した。ごろごろと大きな音がした。こんな経験は初めてで驚いている」と話した。