西部(重慶)科学都市で管理組織が始動して新たな章を開く

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【重慶(中国)2021年5月21日新華社=共同通信JBN】重慶ハイテク開発区(Chongqing High-tech Development Zone)によると、中国西部・重慶市にある西部(重慶))科学都市(West(Chongqing)Science City)の2つの管理組織が5月17日に運営を開始し、このプロジェクト開発における重要な節目であると共に新たな段階に入った。

成都・重慶経済圏の開発が始まって以来、この2つの都市は西部の科学都市を建設するために協力してきた。この地域にとって重要な成長エンジンとして、科学都市は同地域が国家的影響力を持ったイノベーションセンターを建設するための需要なプラットフォームだ。

科学都市の建設が全面的に始まった2020年9月以来、現地政府は土地スペース計画を完了し、Chinese Academy of Sciences Chongqing Science Center(中国科学院重慶科学センター)といった17の科学と技術のプラットフォーム建設を開始し、UMECなど135の産業プロジェクトの契約に調印した。現在、サイエンスアベニューやサイエンスバレーなど、合計84の主要インフラプロジェクトの開発がそれぞれの段階を経ながら進んでいる。

この3月、科学都市は世界中の専門家を引き付けるため、人的資源の支援措置、イノベーション、産業と金融といった一連の方針も発表した。これによって高いレベルの革新的な専門家を誘致する。データによると、科学都市は待望されている様々な分野に3000人以上の専門家を取り込んだ。

これから先、科学都市はプラットフォームを設定してその優れた科学力を高めることに集中し、専門家を引き付け、ビジネスと生活環境を改善し、総合科学センターの開発を促進する。

都市計画においては、科学都市は科学と技術、人間らしさと生態を有機的に統合し、生活、ビジネス、学習、旅行に適した近代的な新しい都市を建設する。成都・重慶経済圏の開発を支援するためにイノベーションを活用する。

それに加え、科学都市が科学者にとっての本拠地になり、起業家のための都市になり、国家的な影響力をもったイノベーションセンターになるよう取り組みを進める。

ソース:Chongqing High-tech Development Zone