梅雨前線が九州南部まで北上し、前線上の低気圧が九州南部から紀伊半島付近に進む見込み。そのため、24日(月)の昼過ぎにかけて九州南部では雷を伴う激しい雨に警戒が必要だ。
九州南部は大雨に警戒
24日は、前線に近い鹿児島や奄美、沖縄の那覇などでは雷を伴う激しい雨の降るおそれがあり、土砂災害に警戒が必要となる。雨雲は太平洋沿岸を東へ進む見込みで、夕方にかけて、中国、四国、東海でも雨が降る見通しだ。関東や東北南部の太平洋側では日差があるものの、北陸から北の日本海側では曇りや雨のすっきりしない天気となる予想。
雨が降り続く西日本では、昼間も気温がほとんど上がらない見込み。東日本や北日本では、日中の気温はこの時季としては高くなる所が多くなる。金沢では、30℃(7月中旬並みの気温)の予想で、関東でも広い範囲で25℃を超えるため、熱中症対策を心がけたい。食べ物の管理にも注意が必要となる。
26日(水)夜は皆既月食
26日は、満月が地球の影に隠れる皆既月食となる。東・北日本では概ね晴れて観測が出来そうだ。西日本では雲が多く、雲の切れ間からチャンスを伺いたい。沖縄の那覇では、雨が降る予想だ。
週の後半 関東以北ではすっきりしない天気
関東や北陸、東北ではまだ梅雨入りの発表はないが、27日(木)以降は、東北などで曇りや雨の天気が続く見通し。東海から西の太平洋側では27日(木)は広く雨が降る見込み。その後、週末にかけて晴れたり曇ったりの天気となりそうだ。
(気象予報士・崎濱綾子)