カフェレストラン wagen(ワーゲン) 〜 ジーンズと車への愛があふれる、創業50年を超える老舗カフェレストラン

ジーンズで有名な児島に1969年にオープンし、2021年で52年目を迎えるカフェレストランがあることを知っていますか?

その名も「wagen(ワーゲン)」です。

ワーゲンには朝限定のモーニングセットだけでなく、豊富なメニューとボリュームのある定食があり、ランチにももってこいのお店です。

ワーゲンには食欲をそそる美味しそうな料理がたくさんあり、どれもSNS映えします!

また、お店の名前から「もしかして…」と思ったかたがいるかも?

そう、オーナーは車が好きなので、食後は車について語り合うのも良いかもしれませんね。

この記事では児島の高校である、わたしたち倉敷鷲羽高等学校の生徒が、実際に行ってみて感じた、ワーゲンの魅力を余すことなく紹介していきます!

この記事は倉敷鷲羽高等学校2年次生 総合的な探究の時間「児島未来学」の生徒による寄稿記事です。一般社団法人はれとこ編集部が再編集し、公開しています。

カフェレストラン wagen(ワーゲン)とは?

ワーゲンとは、児島ジーンズストリートの近隣に位置し、レトロチックな雰囲気を醸し出す老舗カフェレストランです。

オーナーが自分の好きな料理をお客様にも楽しんでもらいたい、地元のジーンズ産業を応援したいという想いを持って経営されています。

レトロチックで落ち着いた雰囲気の店内

ワーゲンは、店内に入った途端、昭和テイストのインテリアと心地よいピアノのBGMが出迎えてくれ、日々の喧騒から解放されて心が癒される空間です。

店内には、オーナー所有のジーンズやミニカーなどのコレクションもたくさん展示されており、オーナーの「好きなもの」が詰まった空間になっています。

店内には60席の座席があり、ゆったりと空間を楽しむことができるのです。

ワーゲンの「ホワイトカレー」

ワーゲンのメニューもオーナーの「好きなもの」であふれており、取材時に驚いたのがなんとも珍しいホワイトカレーです。

実際に食べてみると、驚きの連続でした。

口に入れた瞬間に感じるなめらかな舌触り。

一般的なカレーとは違うピリ辛な風味。

福神漬けと合わせて食べると美味しさも倍増ですね!

ちなみに、大ボリュームのカツが付いたホワイトカレーもおすすめです。

他では、なかなか食べられないホワイトカレーをぜひ食べてみてください。

ボリューム満点!肉汁あふれる「ワーゲンステーキ」

続いてはワーゲンステーキ。

ソースや白米、サラダが付いて、ボリューム満点です。

肉汁であふれそうなステーキにバターやレモン、ソースなどさまざまなトッピングを加えることによって肉の味を楽しむことができます。

また、ぜいたくにハンバーグがついているセットもおすすめです。

SNS映え!ピンク色の「クリームソーダ」

ドリンクにもこだわりがあり、オススメはクリームソーダです。

なんと、ピンク色のクリームソーダ!

コップに刻まれているwagenの文字がオシャレですね。

食後のデザートとしてもぴったりな一品となっています。

他にもSNS映えするケーキやアイスクリームなどがあります。

また朝方に訪れると、モーニングサービスを注文することも可能。

トーストかおにぎりをメインとした、栄養とボリューム満点の朝食を味わうことができます。

オーナーのジーンズ愛があふれる「児島国産ジーンズ資料館」

ワーゲンに訪れた際、注目したいポイントがあります。

それはジーンズです。

オーナーのジーンズ愛はすさまじく、なんとワーゲンには国産ジーンズ第一号が展示されています!

オーナーがBIG JOHN(ビッグジョン)との交流があったため、ワーゲンで展示されることになったそうですよ。

それだけでなく、ワーゲン本店の右手側には「児島国産ジーンズ資料館」があり、中にはさまざまなジーンズ関連の資料が展示されています。

資料館の中は、まさに「アメカジ!」という雰囲気で、レトロなジーンズやオーナーの趣味の車まで展示!

展示してあるポスターも、激レアなものばかり。

これらがほぼ、オーナーの私物ですから驚きです。

資料館まで建ててしまうなんて、オーナーのジーンズへの愛は計り知れませんね。

創業50年を超える老舗カフェレストランワーゲン。

オーナーへお店に込められた愛を聞きしました。

カフェレストラン wagen(ワーゲン)オーナーへインタビュー

創業50年を超える老舗カフェレストランワーゲンのオーナーへインタビュー、お店や地元に対する想いを聞きました。

オーナーのお店に対する愛

──50年ほど経営されているそうですが、大変だったことはありますか?

オーナー──

私は好きでこの仕事をしているので、大変だと思ったことは一度もありません。

料理、車、ジーンズも私の「好きなもの」をお客様にも楽しんでもらいたい。

「好き」だから続けていけています。

お店の名前の由来

──お店の名前の由来を教えて下さい

オーナー──

私は昔から車が好きなんです。

「ワーゲン」という名前はドイツ語で「車」を意味する言葉でして、そこから名前をつけました。

余談ですが、お店の裏には1927年製のフィアットと1952年製のアルファロメオのジープが停めてあります。

オーナーのオススメメニュー

──オーナーオススメのメニューはありますか?

オーナー──

2つあって、ホワイトカレーとサービスステーキですね。

私がこの料理が大好きで、私の好きな料理をお客様にも食べてほしいからです。

──「好きだから」って理由がすごくシンプルで素敵ですね。

オーナー──

私の好きなものを集めた店ですからねえ(笑)

オーナーの地元への想い

──どういった理由でジーンズ資料館をオープンされたのですか。

オーナー──

私がジーンズのことが好きで集めていたのがきっかけです。

私は60年来ジーンズを毎日履いています。

児島のジーンズはすばらしい

このジーンズを作っている地元の産業を応援したいという想いが強いですね。

ちなみにジーンズ資料館は全国から多くの人がお見えになりますが、地元のかたがたにはあまり知られていないようですので、ぜひ一度は訪れていただきたいものです。

おわりに

お店の前にある三菱500スーパーDX

ワーゲンは古き良き昔ながらのカフェレストランであり、常連や地元のかたに親しまれています。

ワーゲンにはオーナーのジーンズ愛やお店に対する熱い想いが強く感じられ、本当に「お店を経営されることが好きなんだな」とよくわかりました。

また、お店の前に止めてある「三菱500スーパーDX」の1962年製量産車第1号は今も現役で乗られている愛車だそうです!

車について熱く語り合いたいかたや、児島ジーンズストリートを訪れた後に幻のジーンズを鑑賞しながら食事をしたいかたは、ワーゲンに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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