神奈川・小田原城の記念に「武将印」を 北条家5代をイメージ

北条家5代をイメージした武将印

 小田原城観光の記念にしてもらおうと、小田原市観光協会はこのほど、小田原北条家の歴代5当主をイメージしデザインした武将印とそのステッカーの販売を始めた。

 神社・仏閣の御朱印をまねて全国の城に広がった御城印。小田原城でも2018年から販売を開始し人気を博している。同協会によると、武将印は御城印の「武将版」で、歴史ファンが全国の城を行脚した記念品として新たなブームになりつつあるという。

 初代の北条早雲こと伊勢宗瑞の武将印は伊勢家の家紋である「対(むか)い蝶(ちょう)」をあしらった。2代目氏綱は北条家歴代当主が公印として用いた「虎之御印判(とらのごいんぱん)」を使いデザイン。3代目氏康が使っていた朱印、4代目氏政は北条家家紋の「三(み)つ鱗(うろこ)」や花押も添えた。豊臣秀吉の小田原攻めに備えて造成した総構(そうがまえ)もシルエットにして5代目氏直の武将印に使用した。

 市観光協会は「コロナ禍でも小田原城を観光した思い出にしてほしい」と呼び掛けている。

 武将印は1枚300円(税込み)、5枚1組1350円(同)で城内の売店で販売。ステッカーは売店内に設置したカプセルトイで1回200円で購入することができる。

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