日本サッカー協会がJFAハウスをワクチン接種会場に提供

東京・文京区のJFAハウス

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が24日にオンラインで取材に応じ、新型コロナウイルスワクチンの接種会場としてJFAハウスを提供する方針を示した。

田嶋会長は「今、JFAハウスをワクチン接種会場となることを前提に文京区と調整している。文京区は多くの病院があり、東京ドームもジャイアンツさんが協力すると言っている。必要とあれば喜んで協力したい」と明らかにした。

Jリーグでは各クラブの本拠地スタジアムでワクチン接種への協力を行う方針で、すでに各地のスタジアムの使用が決定。協会も全面的にワクチン接種に協力する構えだ。

また田嶋会長は国際サッカー連盟(FIFA)で行われた議論についても説明。サウジアラビアが提案したW杯の隔年開催案については「この目的というのはマーケティングサイドから。FIFAの収入をいかに増やすかということ。予選の日程もあるし、クラブやリーグからの反対も十分予想できる。クリアできる課題なのかどうか、みんなで議論し合って考えようということ」と今後の見通しを語った。

また、来年からオフサイドに関する新ルールの導入も決定。「(選手が)重なってさえいればオフサイドじゃないと来年からそうなる。戦術に大きく影響する。攻撃的な点の取れるサッカーをしたいというのがジャンニ(インファンティノ会長)の考え」と説明した。

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