堂安の完全移籍をビーレフェルトが資金難で断念 次なる策は?

堂安律

ドイツ1部ビーレフェルトが来季に向け、もくろんでいる日本代表MF堂安律(22)の完全移籍は絶望的なようだ。

堂安は今シーズンにオランダ1部PSVアイントフォーヘンからレンタルで加入。リーグ全34試合に出場し、5得点と主力として、チームの1部残留(15位)に貢献した。ビーレフェルトはかねて完全移籍での堂安獲得を模索しているが、同国メディア「SpottBuzzer」は「堂安律を獲得する可能性は低い」と報じている。

同メディアによると、来季に向けて新チーム編成に取り組んでいるビーレフェルトのサミル・アラビ・スポーツディレクター(SD)は堂安らレンタル選手について「レンタル選手の購入オプションがある。堂安律もそうだ。(移籍金)約500万ユーロ(約6億6000万円)に年俸となると、クラブ総予算の20~30%になるだろう。署名するのは難しい」という。

特に新型コロナウイルスの影響で収入も激減している中、新たな資金提供のあてもない。このため完全移籍での獲得は厳しい見通しだが「再びレンタル移籍を検討することを意味する。私たちは多額の移籍金を払うことはできない」とし、来季に向けてレンタルでの獲得に取り組む考えで、交渉の行方に注目だ。

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