ヘンリー王子が妻メーガン妃の自殺危機を激白 長男アーチー君妊娠中だった

ヘンリー王子(左)とメーガン妃(ロイター)

先週配信が始まったヘンリー王子と米司会者オプラ・ウィンフリーによるメンタルケアをテーマにした米動画配信サービス「Apple TV+」の番組で、王子は妻メーガン妃が長男アーチー君を妊娠中、いかに自殺の危機を乗り越えたかを赤裸々に語った。

ヘンリー王子は、メーガン妃が自ら命を絶とうとしたことを踏み留まった理由について、「また一人女性を失って、夫が傷つくことを考えるとできなかったから」と告白。〝また一人〟とはメーガン妃自身のこと。ヘンリー王子は幼少時、母ダイアナ元妃を悲運の事故で亡くしていたからだ。

「私が母親の身の上に起きたことで苦しみ、今度は妻である自分が子供を身ごもったまま死ぬようなことになれば、私にとってあまりに理不尽だと彼女は考えた」とヘンリー王子。

3月のオプラとの独占インタビューでメーガン妃は、英国王室時代にメディアや世間の人々から厳しく目にさらされたことでうつに苦しんだが、王室からのサポートはなく、「もう生きていたくはなかった」と感じたとの自殺願望を明かした。

また、同インタビューではヘンリー王子は妻の妊娠中、王族から「生まれてくる子供の肌の色がどれくらい黒いのか」などとの〝人種差別発言〟があったとし、そのような発言が同妃を苦しめたと訴えた。

今回のヘンリー王子の告白はApple TV+のドキュメンタリーシリーズ「The Me You Can’t See(あなたの見えない私)」の中で飛び出したもの。

番組は王子とオプラが共同プロデュースし、全5エピソードが21日に配信開始。米人気歌手レディー・ガガや米NBAプロバスケットボールのデマー・デローザン選手ら著名人も登場し、それぞれの苦悩に立ち向かった過去を衝撃告白している。

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