ムロツヨシが「ハコヅメ」で“元嫁”戸田恵梨香、“元娘”永野芽郁を見守る交番所長に

ムロツヨシが、戸田恵梨香と永野芽郁がダブル主演を務める日本テレビ系で7月スタートの連続ドラマ「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」(水曜午後10:00、開始日未定)に出演する。

ドラマの原作は「モーニング」(講談社)で連載中で、シリーズ累計発行部数140万部を突破した元警察官の著者・泰三子氏による同名コミック。訳あり元エース刑事・藤聖子(戸田)と天然新人・川合麻依(永野)の最強ペアが繰り広げるリアルな交番エンターテインメントだ。突然ペアを組むことになった2人が、助け合い、支え合い、事件に、雑務に、恋(!?)に奮闘。凸凹交番女子ペアを通して、身近なようで意外と知らないお巡りさんの笑いあり涙ありのリアルな日常が明らかになる。

ムロが演じるのは、藤と川合の直属の上司にあたる町山交番の交番所長・伊賀崎秀一。部下からは「ハコ長」と呼ばれている。いつものらりくらりしていて、とにかく楽に仕事をすることを第一優先に考えている。ただの人のいいおじさんのように見えるが、藤が悩んでいる時や、川合が失敗した時など、さりげなくフォロー。実は誰よりも2人のことを考え、見守っている存在。さらに「最小限かつ無難に仕事をこなすため」と、署内の未解決事件はすべて頭に入っているというキャラクターだ。

2018年放送の「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)で戸田の夫役、20年放送の「親バカ青春白書」(同系)では永野の父親役を演じたムロ。「『ハコヅメ』の企画書が届きました。2人の女性警察官の上司、交番所長、通称・ハコ長の役で、2人のことを見守る存在です、と書いてある。次のページをめくると、2人の女性警察官役の役者さんの写真が。『おっと、っと』第一声がそれです。私がここにいるべきか少しばかり考えましたが、私という役者を知ってくれている“元嫁役元娘役”であることは間違いなく、そして何と言っても原作の面白さ、脚本も秀逸であり、これはお引き受けする以外ないと決断しました。“元嫁役元娘役”なんていう6文字を初めて使いましたが、忘れてください」と“元嫁役元娘役”との再共演を決めるまでの心境を明かす。

そして「三浦翔平くん、山田裕貴くんともお芝居は初めてでして、それも楽しみたいと。どうかどうかよろしくお願いいたします。全力でいきます。まずは見守るべき2人の女性を前にどうするか、もしかしたらどうもしなくて良いのかもしれません。良いオモシ(重し、オモシロイ)になりたいと思いますが、そんなことよりも今回、私は置き物で良いのか、と。2人のどこかになんとなくいる置き物。近からず遠からずそこにある置き物。いつからいた? あった? この置き物? ま、ないよりあった方がいいか、ね? うん。そんな置き物に私はなりたい。全力でいきます」とさまざまな思いを巡らせながら、気合を入れている。

© 株式会社東京ニュース通信社