【東京五輪】「グーグル検索で『中止』は4番目」豪メディアが中止機運の高まりを報道

世界各国から警鐘が鳴らされている

海外メディアが東京五輪の開催中止への機運が高まっている様子を報道した。

オーストラリアメディア「エグザミナー」は、東京五輪を巡る現状を特集。東京に緊急事態宣言が出ている現状や、各界の著名人が開催に疑問を呈していることなどを取り上げて事態が開催の中止へと動いていると指摘。オーストラリアでも「月曜日の朝に、スケートボードチームの3人のメンバーが五輪予選イベントのために米国へ遠征した後、新型コロナウイルスの陽性判定が出た」と感染者が相次いでいる状況に危機感を示した。

そして、これまでは開催の是非について関心が高くなかった日本国外の世論に変化が出てきたと指摘。「東京五輪に関する世界のグーグル検索が、『2020』、『1964』、『マスコット』の後に『中止』が4番目に多くなるという悲惨な状況になっている」と紹介した。海外では中止に関する報道が少なかったが、ここにきて「中止」が急上昇ワードになり、世界の関心が高くなっている。

そうした状況にも関わらず「しかし、国際オリンピック委員会(IOC)と組織委員会は、緊急事態宣言が出されたとしても東京五輪は引き続き開催できると主張している」と開催しか視野にない主催者の姿勢を糾弾した。

五輪中止へ着実に包囲網は狭まっている。

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