トヨタの工場が一時稼働停止でヤリスクロスなど人気車種の納車が半年かかるケースも! ヤリス&ヤリスクロス買うなら認定中古車もアリだ

©株式会社MOTA

2021年5月18日、トヨタは世界的に供給不足が問題となっている半導体不足のため、6月に一部工場の稼働を一時的に停止すると発表した。影響が出るのはヤリスとヤリスクロス、そしてSUVのC-HRで約2万台がその対象となる見込み。そこで気になるのが今買った場合の納車時期と、今買うのが得策なのか? という点だ。一体ユーザーはどのように考えればいいのか? ディーラーにその答えを直撃!

トヨタ ヤリスクロス

ヤリスクロスなど人気車種は納車まで半年程度の見込み

世界的に共有不足となっている半導体。今やクルマだけでなく、スマホや家電といった我々の生活に欠かせないものとなっているのだ。

とくにクルマに関しては日に日に進む衝突被害軽減ブレーキといった先進安全装備には必要不可欠な部品のために、世界各国の自動車メーカーが生産計画を改めるなど対策を取っている。これは日本メーカーも例外ではなく、たとえばスバル レヴォーグのアイサイトX装着車や日産 新型ノートのプロパイロット仕様車などは納車が大きく後ろにずれ込んでいるという状況である。

2020年度もっとも売れたクルマであるヤリスシリーズ(ヤリスクロスも含む)の生産体制に大影響とあって、かなり深刻な問題である

さらにトヨタは先にも述べた通り、6月から一時的に工場を停止すると発表しているほど。しかもヤリスやヤリクスロスなどの人気車種の生産ラインとあって、かなり深刻な問題なのだった。トヨタによれば今回の工場停止で該当するクルマの納車は注文から5〜6ヶ月としているほどなのだった。

>>

早い納車を希望なら認定中古車を! しかもお買い得に手に入れられるケースも

そこで気になるのが、これから買う人はどのように考えればいいのか? という問題である。この疑問を都内近郊のトヨタディーラーに問い合わせると「お待ちいただくしかない。お客さんが今乗っているクルマの車検時期がまもなくという方には引き続き乗っていただくか、あるいは認定中古車をお勧めしている」という。

ディーラーで働いた経験のある筆者に言わせると、この問題はかなりの痛手なのだ。というのも、クルマを買い換えるタイミングとして車検というのは大きなポイントであり、日々販売ノルマと格闘しているディーラーマンからすれば、またとないチャンスなのである。

半導体は衝突被害軽減ブレーキなど、今や当たり前となりつつある機能には必要不可欠な部品のために、販売台数、そして販売スタッフにとってもかなり深刻な問題なのだ。

元試乗車の場合、低走行の上級グレードがお買い得価格に!

ディーラーの答えの中にあった認定中古車には人気が集まりつつあるという。というのは、新車は受注してはじめて生産されるが、認定中古車の場合はすでにナンバーのついた実車があり、納車までの期間も圧倒的に短く済むからだ。そう、車検の時期が違いユーザーなど、早いタイミングでも納車を機能するユーザーにはぴったりなのである。

なかには登録済み未使用車というナンバーは付与されているが実際にはまだ使っていないモデル。そして試乗車としてディーラーが使っていた、低走行車がラインアップされているために、新車とほとんど変わらないものも数多くある。

加えて、上級グレードのケースが多いために新車で買うよりもお得に入れることも期待できるのだった。今回、工場の一時稼働停止により影響を受けるヤリスやヤリスクロス、あるいはC-HRは「全国的に認定中古車の台数も多い」ために、お客さんの好みの色やグレードは選びやすい状況にあるという。

ミドルサイズミニバンのヴォクシーを検討していた人が、認定中古車のアルファードやヴェルファイアといった上級モデルを購入するケースも目立ってきているという

そして何より新車を買う予算よりも低価格で買えるケースもあるために「ヴォクシーを検討していた方が、ワンランク上のアルファードを契約する」といったケースも数多く見受けられると先述のディーラーマンは語る。

購入検討車の納期をまずは確認! そこから新車or中古車を選んでいこう

今回は工場の稼働一時停止で大きな影響を受けるヤリスなど人気車種をどのように買えばいいのか? ということをご紹介してきた。結論としてはトヨタが公式にコメントしたように納車までに5〜6ヶ月の期間待つという方法。そしてもう一つが認定中古車という選択である。

車検のタイミングや今すぐにでも欲しい方は、一度認定中古車を検討してみるのは選択肢として大いにありだ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】