新型コロナウイルス対策で、政府が神奈川県に発令している「まん延防止等重点措置」の期限まで残り1週間。
解除には感染状況を示す指標が「ステージ2になるのが大前提」(黒岩祐治知事)だが、23日時点では全ての指標が「ステージ3」にとどまり、予定通りの基準クリアは厳しいとみられる。17市町の対象区域が変動するか否かが焦点になりそうだ。
県内の重点措置は、県が4月20日に横浜、川崎、相模原の3政令市を指定してスタート。同28日に鎌倉、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の6市を追加し、さらに今月12日には横須賀、藤沢、茅ケ崎、逗子、三浦、伊勢原、葉山、寒川の8市町を加えた。
発令期間は31日までで、県は17市町の飲食店などに「午後8時まで」の営業時間短縮をはじめ、「酒類提供の終日停止」を要請している。
解除には感染者数の減少などにより、4段階の指標で下から2番目の「ステージ2」に改善されることが目安とされる。
5項目のうち新規感染者数は16日から8日連続で前週の同じ曜日を下回っていたものの、24日は219人と再び前週を上回った。病床使用率なども基準に達していない。