だだちゃ豆やサクランボを「山形直送計画」 直販サイト開設

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山形県産品に絞って取り扱う産直サイト「山形直送計画」の画面の一部

 農産物や加工品など山形県産品のみを販売する産直電子商取引(EC)のウェブサイト「山形直送計画」がお目見えした。新潟県産品のみを取り扱うサイトを運営する同県の企業「クーネルワーク」が全国2例目として開設。地元の小規模生産者やメーカーが手掛ける隠れた逸品を広く販売する。実績を重ね、日本海側全域への拡大も目指す。
 13日のスタート時で約10店舗を掲載。サクランボやコメの農家、地元銘菓のし梅やリンゴジュースの製造元などが出店している。3年以内に200店舗と出店契約を結び、年間流通額1億円以上を目指す。既に山形市内にオフィスを開設し、生産者との契約拡大など体制を強化している。
 同社がページ作成や代金回収などの直販運営に関わる事務作業を代行するのが特色。生産者は同社の注文に応じて宅配便で商品を送るだけで、マンパワーの限られた小規模生産者や製造業者にかかる手間やコストを最小限に抑え、参入しやすくしている。
 同社は2011年に「新潟直送計画」を開設。地元でしか手に入らない食品や工芸品などを販売して新潟出身者らの利用が伸びた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大に伴ってお取り寄せやギフトでの需要が高まり、サイト掲載数は600超の店舗が扱う商品1200点以上に増えた。
 谷俊介社長(34)は、山形を選んだ理由について「サクランボやだだちゃ豆など全国に認知されている産品が多く、日本海側の逸品を直販するサイトの目的に合致した」と説明する。
 将来的には秋田、富山、石川各県などでの展開も構想。谷社長は「急激な人口減による域内需要の縮小など課題を共有し、横のつながりを生かして販路拡大を進めたい」と語る。