三浦瑠麗氏 “健康診断時にワクチン接種”で差別危惧「個人情報を問わないシステムに」

三浦瑠麗氏

東京、大阪で新型コロナワクチンの大規模集団接種が始まった。そんななか、健康診断にタイミングを合わせる「職場での集団接種」を政府が検討していることがわかった。1日も早く打ちたい人にとっては、予約を取ったり接種会場に行かなければならない手間が省けて、名案のようにも思えるが…。

ところが、職場での集団接種には懸念材料もある。それは〝ワクチン差別〟が起きる可能性だ。例えば「アイツは打っていないから危ない」などの同調圧力。ひどい例では「打たないなら、会社をやめてもらう」と上司に脅されたケースもあるようだ。

この話題を特集した25日のフジテレビ系ワイドショー「めざまし8」に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏は、〝ワクチン差別〟に「日本の(企業の)管理の仕方をあまり個人情報を問わないシステムに移行すべき」と提言。確かに、打たない人の情報が漏れなければ、同調圧力も生まれず差別も起きないだろう。

また、職場接種について「ワクチンに関しては政府が思っていたより、多くの人が打ちたいと思っているんですよ。だから8割の人が受けるのであれば、効率的にザ~ッと流すべき」と三浦氏は理解を示していた。

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