鳩山由紀夫氏 IOCバッハ会長発言に激怒「犠牲出す平和の祭典はあり得ない」

鳩山由紀夫氏

鳩山由紀夫元首相(友紀夫=74)が25日、ツイッターを更新。IOCバッハ会長の「犠牲」発言に怒りをあらわにした。

鳩山氏は「IOCバッハ会長は五輪のために誰もが犠牲を払わないといけないと述べながら、犠牲は日本ではなく五輪関係者のみだと釈明した。米国は日本への渡航の中止勧告を出した。そんな日本に海外から数万人を受け入れたら犠牲になるのは誰か明らかではないか。犠牲を出すと分かっている平和の祭典はあり得ない」と主張した。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長(67)は22日、国際ホッケー連盟の総会で「東京五輪の開催には犠牲を払わなければならない」と発言したが、その後に犠牲を払うのは「日本国民ではない」と説明している。

米国務省は新型コロナウイルスの感染まん延を理由に、日本への渡航警戒レベルを4段階のうち最も厳しい「渡航中止・退避勧告」(レベル4)に引き上げた。

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