世界的ヘビメタバンド「メガデス」のデイヴィッド・エレフソンが未成年不倫で解雇!

破天荒な言動が許容されてきた感のある米ロックの世界も、いまやコンプライアンスから逃れることはできなくなった!?

「スラッシュメタル四天王」の一角に君臨するヘビメタバンドのメガデスは24日(日本時間25日)、創設メンバーのデイヴィッド・〝ジュニア〟・エレフソン(56)を正式に解雇したとツイッターで発表。その理由は未成年と報じられた女性との不倫関係だった。

メガデスは「この決定は決して軽いものではなかった。(女性との)関係について実際に何があったのか詳細は知らないが、すでに明らかになったことだけで十分、もう一緒に進んで行くことはできないと判断した」とツイートした。

この問題は今月上旬、既婚者であるエレフソンが未成年とされる女性とメッセージアプリで交わした性的な会話の内容や、2人のわいせつな動画がツイッターに流出したことで発覚した。

米芸能誌「ピープル」によると、エレフソンはプライベートなことが公開され「恥ずかしいことは確かだが、『未成年のファンを手籠めにした』などとSNS上で非難されるような事実はない」と否定した。

相手とされる女性もツイッターを通じて「自分は成人」「お互い了承の上での関係」と主張。「私は性被害者ではない」と強調している。

音楽関係者によると、例え両者了承の上での関係だったとしても、エレフソンが既婚者で、女性は未成年だったという疑惑が浮上した以上、コンプライアンスが最重要視される昨今、メガデスは厳しい対応をせざるを得なかったという。

メガデスはベースのエレフソンや、リーダーでボーカル兼ギターのデイブ・ムステインらと1983年にロサンゼルスで結成。「四天王」のメタリカ、スレイヤー、アンスラックスと共にヘビーメタルをけん引してきた。日本で活動するギタリストのマーティ・フリードマンは90年代、メガデスの黄金期を支えた。

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