富士フイルム、デジタルドライブユニット搭載「FUJINON」放送用ズームレンズ発売

富士フイルム株式会社は、新開発デジタルドライブユニット「S10」を搭載したポータブルタイプの「FUJINON」放送用ズームレンズ(18機種)を2021年6月に発売する。

「FUJINON」放送用ズームレンズ(18機種)は、メカトロニクス技術により開発したデジタルドライブユニット「S10」を採用したレンズ。同レンズは、ドライブユニットの応答性を向上させ、カメラのパン・チルト操作時でも、ズームやフォーカスの動きを遅延なく連動が可能だという。

スポーツ中継では、正確かつ迅速なズーム・フォーカスにより素早く動く被写体を的確にとらえた映像を、また音楽ライブ配信では、超スローかつスムーズなズームフォーカスにより表現力に富んだ映像を撮影できるなど、ロボティックシステムによるリモート撮影でもカメラマンの高度技能による撮影と同等の映像撮影を実現。

さらに同レンズは、従来のズームフォーカスに加え、アイリスの位置情報の出力に対応。高精度な位置検出が可能となり、ライブ映像とバーチャル映像の最適な合成ができるなど、バーチャルプロダクションの需要拡大ニーズに応えるとしている。

このほか、従来どおりカメラマンが現場で撮影する場合でも、精緻なズーム・フォーカスを実現しており、ズームデマンド・フォーカスデマンド使用時や、カメラを肩に担ぎながら撮影する「肩担ぎスタイル」時などで、カメラマンの意図どおりの撮影をサポートするという。

新開発デジタル・ドライブユニット「S10」搭載の放送用ズームレンズ(18機種)

(以下、プレスリリースより引用)

© 株式会社プロニュース