スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)の退団が決定したと同国のラジオ局「コペ」が報じた。
ジダン監督を巡っては今季限りで辞任する意向が現地メディアで報じられる中、本人は去就について明言を避けてきた。シーズン終了を受けてクラブのフロレンティーノ・ペレス会長とのトップ会談が行われ、そこで退団が正式に決定した模様だ。
同局は「フランス人監督が来季のRマドリードで指揮を継続しないことを来週発表する。(本拠地の)サンチャゴ・ベルナベウでのジダン監督の2回目の会議が終了して決定した」と報じた。
クラブ側はすでに後任の絞り込みも最終局面に入っており「Rマドリードがジダンの代わりに選んだのは、現在フリーエージェントで最良の選択肢でもあると信じられているマッシミリアーノ・アッレグリ(53)だと確認できた。欧州のトップチームと争うために彼と契約する」。イタリア1部ユベントスなどを率いたアッレグリ氏に後任候補を一本化し、ジダン監督の退任とともに発表される見通しだ。
また同局はジダン監督の今後について「ジダンはイタリアに行き、トリノのユベントスを率いるだろう。クラブはアンドレア・ピルロ監督の継続に確信が持てず、フランス人と契約したいと考えている」と指摘。古巣のユベントスに凱旋する可能性が浮上。そこでは「FWクリスチアーノ・ロナウド(36)にもう1シーズンとどまるよう説得することになる」と退団が確実視されるエースの残留が最初の仕事になりそうだ。
名門Rマドリードでのジダン政権の幕がついに下りる。