巨人のゼラス・ウィーラー内野手(34)が、古巣との初対戦で最高の恩返しに成功した。
25日の楽天戦(東京ドーム)で2点を追う4回二死一、二塁でウィーラーは楽天先発・岸の初球135キロの変化球をとらえた。打球は低い弾道で左翼スタンドに突き刺さった。
逆転の6号3ランに助っ人は大喜び。打率も3割8分9厘ともはや手がつけられない。興奮したウィーラーはベンチ前では敬礼ポーズから右手を〝ゲッツ〟のように何度も振り下ろすと、最後は十八番の「クルリンパ」も決めた。
昨年6月に5年間を過ごした楽天から移籍した助っ人はこの日が古巣との公式戦初対戦。試合前には楽天ナインにあいさつをしていた助っ人が、これ以上ない恩返しをやってのけた。