【天龍プロジェクト】復活のIJ王座決定トーナメント 拳剛ら4選手が準決勝へ

brother‘YASSHI’をフットスタンプで攻める拳剛(上)

天龍プロジェクト25日の新木場大会で、約7年半ぶりに復活したインターナショナルジュニア(IJ)王座決定トーナメント1回戦4試合が行われ、4選手が準決勝戦と決勝戦が行われる6月12日新木場大会へ勝ち進んだ。

「うっ血性心不全」を克服して4月26日に退院し、12日の新木場大会に続いて大会配信の解説を務めたミスタープロレスこと天龍源一郎(71)が見守る中、メインでは天龍プロジェクトを主戦場とする拳剛(31)が、〝brother〟YASSHI(39)を撃破した。

天龍は大会開始前、優勝候補の筆頭に拳剛を挙げており「光栄です。自分が子供のころに見ていてあこがれたベルト。休止期間中も含めると天龍プロジェクトに上がってトータル8年以上になる。その集大成としてベルトを巻いて、自分なりの新たな王者像をつくりたい」と拳剛は熱っぽく語った。

また、天龍は拳剛への対抗馬としてドラゴンゲートの大ベテランで、2015年の引退ロードもともにした新井健一郎(48)を指名。天龍プロジェクトではトータル約10年も戦い続けており、現役時の天龍には欠かせない「付け人的存在」だった。

新井は「長い間、天龍さんのお世話をさせていただいて、話すたびに持ち帰る収穫があった。今回のトーナメントは恩返し。ぜひ優勝したい」と、こちらも王座奪取を誓い、菊タローを一瞬のエビ固めで押さえ込んだ。

他の1回戦はHUBがTORU(30)を、TSUBASAがMAZADA(46)を撃破。準決勝戦は拳剛対TSUBASA、新井対HUBの組み合わせとなった。

また、約5年8か月ぶりの復活が発表されていたIJタッグ王座決定トーナメント(4チーム参加)が、6月23日新木場大会で行われることも発表された。

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