【新日本】8人タッグに勝利した鷹木が“IWGP世界新王者決定戦出場”を猛アピール!<5.24後楽園:全試合結果>

新日本プロレスは5月24日(月)、『Road to WRESTLE GRAND SLAM』後楽園ホール三連戦の初日を開催した。

メインは本隊+CHAOSの混成軍(棚橋弘至&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI)とロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHI)が8人タッグで激突。

試合を決めたのはIWGP世界王座獲りをアピールしている鷹木信悟。

勝利の勝ち名乗りを受けた鷹木はマイクで「新王者決定戦をやるならば、オレは出る用意があると言った。だがしかし、会社からは何のリアクションもない。オイ、どうなってんだ新日本、エッ!?オレがあんだけ言ってもわかんないんだったら、単刀直入に、ハッキリ言ってやろうじゃねえか。オレのモットーは常在戦場。戦いは、常にここに在りだ!このオレをもう一度、もう一度、IWGP世界ヘビーのタイトルマッチ、組むんだな、オイ。ここまで言って、なんのリアクションもなかったら新日本、オイ、どうかしてるぞ?ここまで言ったんだ!あと、やるか、やらねえか、新日本次第だ。ということで、俺の言いたいことは、以上だ!」と改めて“IWGP世界王座獲り”へ名乗りを上げた。

『Road to WRESTLE GRAND SLAM』
日時:2021年5月24日(月) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:280人

<試合結果>

▼第1試合 20分1本勝負
辻 陽太 ×
vs
高橋 裕二郎 〇
8分24秒 ピンプジュース→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

裕二郎「あれ? 今日、俺が試合したのって……辻? 上村? どっちだっけ? どっち?(※と、報道陣に問いかけるも、すぐに笑みを浮かべて)ま、どっちでもいいか!」

辻「(※フラつきながらインタビュースペースに着くとひざまずき、後頭部を押さえながら)今日、結果を残せなかった。今日まだ、一昨日の名古屋に続き、今日も結果を出せなかった。そんなヤツに、次のチャンスは来ない。ただ、俺にはまだ、幸運にも、あと2日、チャンスが残っている。グリーンベイ・パッカーズと、元気のいいオッサン、覚悟して待っとけよ!」

▼第2試合 20分1本勝負
DOUKI
ザック・セイバーJr. 〇
vs
外道 ×
チェーズ・オーエンズ
10分58秒 変型胴締めスリーパー

◆試合後バックステージコメント

ザック「(スペイン語で)相棒よ、お前は最高だったぞ! よくやった! 燃えてたな!」

DOUKI「(英語で返答し)スペイン語が上手いな!」

ザック「俺の話せるスペイン語は以上だ。高校でフランス語を取ったけど、あれは時間の無駄だった。フランスはキレイな国だけど、(フランス)人はひどいもんだ。わざわざ行く価値はないぞ。俺はもっとスペイン語を学んだ方がいい(と言いながらスペイン語で罵り始める)」

DOUKI「(英語で)本当に上手いよ!」

ザック「とにかく、今日はお前がやってくれたよ。タイチなら心配ないよ。元気がなかったから俺から休むように言ったんだ。今日もまた無駄な試合だったな。もうすぐ6月だっていうのに、まだタイトルマッチが決定してない。もう6ヶ月も待ち続けてる。半年も無駄にしてしまった。DOUKI、お前もつるっ禿げのジャドーの相手させられて厄介だったな。俺が知ってるハゲの中であいつが一番嫌いだ。新日本も大変だよな。俺はタッグだけに集中してたけど、こうなったらこの俺がIWGPも獲って守った方がいいんじゃないか? でも新日本は恐らくオカダとイブシのゴールデンボーイズ対決を希望してるんだろ。クソだよな。俺だってあのベルトが欲しい。トーナメントで決めたらどうだ? 勝った奴がベルトに挑戦できるんだ。この半年間”CHOADS OF DESTINY”の相手ばっかりさせられてきたけど、今こそ(IWGP世界ヘビー級の)ベルトに挑戦表明したい。そうだ、トーナメントを組んでくれよ。ベルトの名前はなんだったけな? ”IWGP ヘビーウェイト スーパー ワールドワイドウェブ チャンピオンシップ”だったか? 何で新しいのに変わっちゃったんだ? 俺はイノキが巻いたベルトを獲りたかったのに。イブシとオスプレイのバカ2人が先に巻いたベルトなんていらない。かつてイノキが巻いたあのベルトにもう一度戻してくれよ。俺のアゴはイノキ並みに長い。」

DOUKI「(スペイン語で)そうだよな」

ザック「(スペイン語で)俺のコメントをスペイン語で翻訳してくれよ、ミスター」

DOUKI「(スペイン語で)全部をスペイン語で言うのは難しいけど、おまえら(スタッフ)ザックのコメントを聞いたろ。(日本語で続ける)ザックが言った通りな、タイチ、タイチに休めって言ったのはコイツだよ。100%の状態で6月に組まれるであろう、タイトルマッチ。な、その為に、100%で来てもらう為に、タイチに……」

ザック「(DOUKIのコメントを遮り)ビューティフルなタイチは今日は試合しないで済んだ。俺のダーリンはしっかり休んで次のタイトルマッチは100%の状態で戻ってくる。俺たち2人でタッグのベルトを取り戻して、ついでに俺はあっちのベルト(IWGP世界ヘビー級)も獲ってもっと良い名前に変えるよ。”ドコモ フリップフォン FAXマシーン ジャパニーズ 80s テクノロジー チャンピオンシップ”でどうだ。こうなったら全部のベルトを制覇したい。俺は欲深いんだ。DOUKI、お前の美しいスペイン語でもっと話してくれ」

DOUKI「(スペイン語で)今日は後楽園で試合ができて嬉しい。横浜と東京ドームは延期になってしまったけど、しょうがない。今日試合ができて有り難く思う。以上だ。バイ」

ザック「DOUKIのスペイン語は美しいよ。とてもセクシーな響きだ」

※チェーズ、外道はノーコメント

▼第3試合 20分1本勝負
本間 朋晃 ×
天山 広吉
vs
タンガ・ロア 〇
タマ・トンガ
9分12秒 OJK

◆試合後バックステージコメント

タマ「デンジャラス・テッカーズ…コロナのせいでタイトルマッチが遠のいた。でもお前らは俺たちにボコボコにされるって分かってるからタイトルマッチをするのが恐くて仕方ないんだろ?このIWGPタッグ王座に挑戦しなければよかったと後悔させてやる。

俺たちはニュージャパンのリングでタッグのトップに立っている。いや、世界中のタッグチームのトップに俺たちは立ってるんだ。これまでも、またこれからも、俺たちの右に出るタッグチームはいない。(※ザック&タイチに)ベルトに挑戦したいなら、俺たちのレベルにまで上がってこい。今のお前らじゃ話にならないからな!」

邪道「どっかで見た顔のヤツが、今日解説席にいたなぁ!この前の九州シリーズ、さんざん横綱気取ってたヤツか?あんなヤツは横綱でも何でもねぇよ!鈴木軍のちゃんこ番だろ、オイ!」

※タンガはノーコメント。

天山「あークソ! GoD、あぁ、強いな。やっぱり、アイツらチャンピオンだけあるよ。あぁ、やっぱ強い。どんなに強くても、何か穴あると思ったけど、なかなか通用しなかった。まぁ今日は、天山広吉、そして本間朋晃、略して“テンコケ”で行かしてもらったけど、まだまだもう一回、俺の出番もう一回、タッチしてもらって暴れたかったっすけど、本間君がガッチリ行ってくれる、その気持ちでね、いましたけどね。

まぁ、今日1回だけやない、もう1回、もう2~3回、やりたいね。天山、本真、“テンコケ”でもう1回、しっかりやりたい。取るまで、やったろうやないかって。まだまだ死んでへんぞ俺は。クソッタレが!」

本間「(※頭をアイシングしながら、インタビュースペースに着くと座り込んで)首、もげるかと思った!これが、IWGPタッグチャンピオンと、弱い弱い、白星配給係の差か!でもよぉ、今の新日本プロレスだって、どん底だろ?ここから這い上がるんだよ!俺だって、どん底見てんだよ!上、目指してるから。

(※立ち上がりながら)新日本プロレスとともに、本間朋晃が、絶対上がってやるから!このままじゃ終わんねぇ!このままじゃ終わんねぇよ!白星配給係なんて、クソ食らえだよコノヤロー!」

■次ページ(セミ・メインへと続く)

<写真提供:新日本プロレス>

▼第4試合 30分1本勝負
マスター・ワト ×
飯伏 幸太
vs
グレート-O-カーン
ジェフ・コブ 〇
14分11秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

コブ「俺のコブゴェはどうだ? いいだろう? イブシ、イブシ、イブシ、イブシ……2日前にも言ったが俺たちのシングルマッチへのカウントダウンはもう始まってるんだ。ホンマとワトやタナハシの後ろに隠れてはいられないぞ。お前が誰とチームを組んで現れようと結果は同じだ。

今日、本当はお前にツアー・オブ・ジ・アイランドをかけてやりたかった。そしたらお前はまた怪我して休んでたことだろう。そうなったらお前の故郷(鹿児島)で復帰がお決まりのストーリーだろ。

イブシ、あまり俺と“UNITED EMPIRE”を甘く見ないほうがいいぞ。今は少し不調だが、俺たちは変わらず危険だ。大声で叫んでコメントする必要はない。俺は落ち着いた性格だ。だけどお前を潰すとなると話は別だ。

(腕時計を指すようにのようにトン、トン、トンと指を落として)砂時計の砂が落ち切るまであともう少しだ……」

※オーカーンはノーコメント

ワト「(バックステージに来るなり倒れ込み)クソッ! クソ! もう、ああ力強えなあ……。昨日のさ、名古屋の時みたいにさ、俺が勝って、このシリーズ、一つづつ、道を、いい道をね、歩んで行こうとイメージしてたけど。

ああ! 力強えなあ。けど、俺は諦めてねーし、まだまだ、ね。もっと力つけてさ、コブのあのパワーを、ねじ伏せるぐらい力つけてさ、デカくなってさ、次はアイツから3カウント獲ってやるよ」

飯伏「少しづつ、少しづつ。少しづつ……取り戻して、いきます。少しづつー、取り戻していきます! 今日、ハッキリと、自分の目の前でカミゴェをやってきた。いいじゃないですか。いいじゃないですかドンドン使えば。やってやりますよ、俺も」

▼第5試合 30分1本勝負
YOSHI-HASHI ×
石井 智宏
後藤 洋央紀
棚橋 弘至
vs
BUSHI
鷹木 信悟 〇
SANADA
内藤 哲也
16分18秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

■鷹木「ひさしぶりだな、後楽園!まあ、相変わらずのコロナ禍の状況だが、見てのとおり、オレたちは元気ハツラツの象徴だ!そりゃそうと、一昨日の名古屋でも言ったんだが、5.4福岡、そのタイトルマッチを経て、オレはIWGP世界ヘビーへの思いはさらに、強くなっている。それで、新王者決定戦をやるならば、オレは出る用意があると言った。だがしかし、会社からは何のリアクションもない。オイ、どうなってんだ新日本、エッ!?オレがあんだけ言ってもわかんないんだったら、単刀直入に、ハッキリ言ってやろうじゃねえか。オレのモットーは常在戦場。戦いは、常にここに在りだ!このオレをもう一度!もう一度、IWGP世界ヘビーのタイトルマッチ、組むんだな、オイ。ここまで言って、なんのリアクションもなかったら新日本、オイ、どうかしてるぞ?ここまで言ったんだ!あと、やるか、やらねえか、新日本次第だ。ということで、俺の言いたいことは、以上だ!」

◆試合後バックステージコメント

BUSHI「まぁ終わってみれば、今日も鷹木信悟の独走モード、“鷹木無双”だったよ。俺自身、このままじゃいけねぇのは分かってるよ。でもな、今日のメインで、何かを見つけた気がするよ。それにしても、(※真っ赤になった胸元に手をやり)YOSHI-HASHIのチョップ、効いたな……」

内藤「一昨日の名古屋大会でも言ったけど、今シリーズの俺のテーマは、BUSHI、そしてSANADAの気持ちを確かめること。今、鷹木がどんどんどんどん、前に出ている状況。この状況、もちろん俺は悔しいよ。

じゃあ、BUSHIとSANADAは悔しくないのか? このままでいいのか? そのへんの気持ちを、俺は確認したいね。いやバックステージで、普通に話しかければ、答えてくれると思うよ。電話でもメールでも、すぐ答えてくれると思うよ。

でも、それじゃぁ意味がないんだよ。リング上で示してこそ、意味があると思うんでね。明日も明後日も後楽園ホール大会があるわけで、明日・明後日、彼ら2人の気持ちを確かめてみたいと思いますよ。では、また明日も、ここ後楽園ホールでお会いしましょう、アディオス!」

鷹木「どういうことだよ、新日本プロレス? なぁ、大会が再開された一昨日の名古屋、メインで俺は勝利して、アピールした。まぁ確かに、名古屋では匂わせ程度だったかもしれんが、何の反応もねぇじゃねぇか。

おかしいだろ、せっかく再開したのによぉ、チャンピオンがいねぇんだぜ?そんなんでオイ、新日本らしくねぇじゃねぇか。確かにオスプレイは、ケガして気の毒だ。だが俺は別に責任を感じないぜ? プロレスは戦いだ! 潰し合いだ! 弱肉強食だ! そんなこともあり得る。

仮に俺がケガしたとしても、別にオスプレイは責めるつもりもないしな。まぁとにかく、こんだけアピールしたんだ。これで何にも言わなかったら新日本、どうかしてるぞオイ。

まさに今日の対戦相手と一緒だ! カオス状態だな。オイ、このままでいいわけないよな、新日本プロレス! やるのかやらないのか、ハッキリしてくれよ」

棚橋「ちっとも余裕がないよ。自分のことばっかりで。こんなんじゃ……ダメだな。もっとプロレス界全体を見れるように……(※両手で腹をパチンと叩いて)ならないと」

※YOSHI-HASHI、石井、後藤はノーコメント。

<写真提供:新日本プロレス>

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