インド株で水際対策強化 宿泊待機を10日間に

 政府はインドで初めて確認された変異株「B.1.617」に対する水際対策措置を強化する、と25日発表した。

インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、モルディブの6か国からの全ての入国者と帰国者に対して、現行の検疫所の宿泊施設での『6日間待機』を、28日午前0時から入国する人を対象に『10日間待機』とする。そのうえで「入国後3日目、6日目、10日目に検査を受けてもらう」措置をとる。また入国後14日目までは自宅などでの待機を求める。

 また英国、カザフスタン、チュニジア、デンマークの4か国についても、新たにこの変異株の指定国・地域とし、検疫所の宿泊施設で3日間の待機措置を求める対象国にする、とした。入国後3日目に改めて検査を受けさせる措置をとる。

 加藤勝信官房長官は25日の記者会見で「政府としては、各国における感染状況を注視し、状況をしっかり把握しながら、国民の不安を取り除く観点から、引き続き必要な措置を機動的に講じていく」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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