【花田編集長おすすめ！】歌津小太郎 手づくり昆布巻
〈昆布巻は大人の味〉
子供にとってお正月の楽しみはお年玉とお節料理。
数の子は噛む音で快い。黒豆は大好き。栗きんとんは弟と二人、両親の分まで食べてしまった。
でも、唯一、昆布巻だけは苦手だった。
昆布巻の本当のうまさがわかったのは大人になってからだ。
三陸海岸歌津の激しい潮にもまれ、身が肥えた昆布。さんまや鯖を巻いたこの今無まきは歌津の漁師が食べている本物の「うまいッ！」。
やっぱり大人の味だ。
スモークマグロ 厚切スライス
〈スモーキーなスコッチと共に〉
燻製が合う魚といえば、スモークサーモンが定番だが、これは珍しいマグロの燻製。
メバチマグロ水揚げ日本一を誇る宮城県塩釜で捕れたメバチマグロを職人が一つずつ丁寧にスモーク。
マグロの香りと燻製が、これほど相性がよかったとは驚きだ。
切り身は肉厚で、歯ざわりも抜群。オリーブオイルやブラックペッパーなどを添えると、よりいっそう香りを楽しめる。
スモーキーなスコッチで一杯やりたくなる一品だ。
（編集部・佐藤）
薩摩ごまみれ漬け丼
〈星みっつの「おウチごはん」〉
九州男児なので、ごまかんぱちにはうるさい。
「違う違う違う、ニセもんニセもん」と何度つぶやいてきたことか。手軽に食べられて「星みっつ」、人生はそう甘くはないはずだ。
だが、どうだろう。
脂と旨味が凝縮した鹿児島産のかんぱちと真鯛、昔ながらの無添加生醤油、ふんわり香るごまの風味、ひと口食べたらもう止まらない。
「これはウマか！」が出る幕もなく完食。
福岡に帰る楽しみがひとつ失われたが、間違いなく、星みっつ！
(編集部・野中)
鹿児島 フランス厨房【旬彩】 浦川オーナーシェフ監修 薩摩ごまみれ漬け丼 4種セットの通販 | Hanada
錦鯉
〈威風堂々とした「泳ぐ宝石」〉
「泳ぐ宝石」と称される錦鯉は、新潟県が発祥だ。
その威風堂々とした姿をイメージさせる「錦鯉」は、どっしりとした旨味、豊かでふくよかな香りで、ゆっくり食事を楽しみながらの食中酒にふさわしい。
華やかなボトルが宴席にもぴったり。
つくったのは同じ新潟県の酒蔵、今代司だ。
錦鯉は新潟中越地震（平成十六年）からの復興の象徴でもある。もちろん立身出世や長寿を願う縁起物としてもおめでたい。
清流を力強く跳ねる鯉に、パワーをもらおう。
（ライター・瀬戸内みなみ）
