韓国リイド社、ソフトバンクビジョンファンドより190億投資誘致...韓国企業では3社目

韓国の人工知能(AI)基盤トレーニングソリューション企業である「リイド」(Riiid Inc.)がソフトバンクビジョンファンド2(SoftBank Vision Fund 2)から1億7500万ドル(約190億円)規模の投資誘致に成功したと25日に明らかにした。

今回の投資は、ソフトバンクビジョンファンドの単独投資となる。ビジョンファンドが韓国企業に単独で投資を行うのは、クーパンとアイユノメディアグループに続き三件目となる。今回の投資により、ビジョンファンドの累積投資額は約2840億ウォン(約277億円)となった。

リイドは、AIと教育を組み合わせてソリューションを提供する会社である。利用者にパーソナライズされたTOEIC学習ソリューションを提供する「サンタTOEIC」は、同社の代表作である。サンタTOEICは、累積1億件以上の学習データを使用し、20時間の学習時間で平均165点のスコア上昇をもたらすことができるというのが会社側の説明だ。

リイドは、今回の投資をAI技術力の強化に焦点を合わせて、世界の教育産業で競争力を維持していく計画だ。すでに米国シリコンバレー、カナダ、アフリカ・ガーナに研究開発(R&D)センターとデータラベルセンターの設立を進めている。

© 合同会社WTS研究所