RマドリードがEU圏外枠選手獲得の動き 久保建英の復帰はどうなる?

フラメンゴで活躍を見せたジェルソン(右)(ロイター)

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)の去就に影響を及ぼしかねない動きが出てきた。

米スポーツ専門テレビ局「ESPN」ブラジル版は「レアル・マドリードが、フラメンゴのMFジェルソン(24)と契約するための争奪戦に加わったことが判明した」と報道。東京五輪でもブラジル代表の主力として期待される南米の実力者の獲得に乗り出したことが明らかになった。

同局によると、ジェルソンはフランスのマルセイユと移籍金2500万ドル(約27億3000万円)で契約に近づいていたが、Rマドリードが緊急参戦したことで状況が一変するとしている。

Rマドリードは決して安くはない移籍金を用意しており、年齢的にもレンタルには出さず即戦力として計算している模様。そうなると影響が出てくるのが久保だ。

現在RマドリードのEU圏外枠はFWビニシウス(20)、FWロドリゴ(20)、DFエデル・ミリトン(23)の3選手が占めており、空きがないが、ビニシウスのスペイン国籍取得にメドが立ち、久保が入る余地ができると現地メディアでは指摘されていた。そのため久保が来季Rマドリードでプレーする可能性も高まっていたが、ブラジル国籍しか持たないジェルソンを獲得すれば再びEU圏外枠が埋まってしまう。そうなれば久保の来季のRマドリード復帰は消滅する。

ジェルソン争奪戦の行方が、久保の去就に大きな影響をもたらしそうだ。

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