候補乱立のレアル後任監督 今度はコンテ監督が急浮上

現在はインテルで指揮を執るコンテ監督(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードの次期監督候補に、イタリア1部インテルのアントニオ・コンテ監督(51)が急浮上してきた。

Rマドリードではジネディーヌ・ジダン監督(48)の退任が決定的な状況となっており、クラブ側は後任監督の選定を本格化させている。

そうした中でイタリア紙「ガゼッタデロスポルト」は「コンテ監督はインテルを離れようとしている。クラブのオーナーは給与を20%削減する方針で、選手の売却も含めて1億ユーロ(約130億円)の資金を作る必要がある。これはスクデットを獲得した後にさらに競争力のあるチームを作りたいというコンテ監督の願望と正面衝突する計画だ」と報道。インテルのオーナーである中国・蘇寧グループは資金難からクラブ財政を縮小させる方針で、それに反発したコンテ監督が退団する見込みになったという。
そしてスペイン紙「アス」ではコンテ監督の今後について「退団が最終的に決まった場合、コンテはリリースされ、Rマドリードの監督の主要な候補になる」と指摘した。
Rマドリードの後任候補を巡ってはマッシミリアーノ・アッレグリ氏が最有力候補となっているが多くの候補が乱立。そうした中で今季インテルを優勝に導き、過去にはイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーやイタリア代表など国際舞台での経験が豊富な名将が退団すれば一躍有力候補としてアタックする構えだ。

世界屈指の名門の指揮官の座を射止めるのは誰になるのか目が離せなくなってきた。

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