交流戦まさかの連敗スタート 鷹・工藤監督が痛恨被弾の若手バッテリーに「いい勉強の場になった」

勝ち越しホームランを打たれた泉

ソフトバンクは26日の中日戦(バンテリン)に3―4で競り負けた。

交流戦を8度制している鷹がまさかの連敗スタートだ。右肩不調で出遅れていた東浜が今季初先発して6回途中3失点。1―3で迎えた8回に柳田が一時同点に追いつく10号2ランを叩き込み、東浜の黒星を消した。だが、主砲の一発は結果的に空砲に終わった。

直後の8回裏、4番手・泉が中日・阿部に痛恨の決勝ソロを被弾。試合後、工藤公康監督(58)は「打たれることが悪いとは思わない。ただ、打たれ方がね…。あの場面は絶対にホームランを避けなければいけないと考えたら、もし外を狙われたとしても外低めに投げていってヒットはOKと…」と指摘。一死走者なしで、3球目の真っすぐが内よりに入り痛打された場面を回想しながら反省を促した。

7回に正妻・甲斐に代打を送り、終盤マスクをかぶったのは一軍経験の浅い2年目捕手の海野だった。指揮官は「インサイドにいくのなら『絶対に低く』『ボールだぞ』という意図をちゃんと伝えないといけない。いい勉強の場になったのでは。一球の怖さが彼らの中にしっかり根づいてくれれば」と、今後の成長に期待を込めた。

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