医師会・中川会長を〝刺した〟のは身内か すしデート女性の給料爆上げに不満爆発

内部崩壊する日本医師会

内部に不満が溜まっているのか。日本医師会の中川俊男会長は26日の会見で、緊急事態宣言の延長について「安易にとは言わないが、感覚的に解除することのないように」と政府に訴えたが、「もうあなたに何か言われても聞く耳は持たないよ」とネットで批判を浴びている。

中川氏は5月になって立て続けにスキャンダルを報じられた。「週刊文春」に、4月のまん延防止等重点措置の最中に政治資金パーティーに出席していたことを暴かれれば、「週刊新潮」には昨年8月に〝すしデート〟に興じていたことを写真付きで掲載された。昨年のお盆前に中川氏は「我慢のお盆休み」を国民に訴えていたのに、だ。

さらに27日発売の「週刊新潮」では、すしデートの相手女性の年収を1800万円に爆上げするよう中川氏が尽力したと報じられた。相手女性は、日本医師会総合政策研究機構に所属しているという。つまり身内だ。

医療関係の団体に勤務していた関係者は「こうしたエコひいきが最も組織内の不満をためます。特定の職員がかわいがられることや、特に給与面で差が出ると面白くないと思う人は出てくる。不満がたまると外部への情報流出の懸念が高まります」と明かした。

実際にきな臭いこともあった。すしデートの相手の女性について、20日の段階でネット掲示板に情報が出ていたのだ。そこには「女性の給料を1800万に上げるように、会長が指示してる」と匿名の書き込みがあり、今回の「週刊新潮」の報道と一致する。中川氏への不満からすでにリークが始まっていたのか?

「会員の医師たちも不満を持っているでしょう」(同関係者)

中川氏は会見で「多くの国民はたび重なる延長に疲れ切っています」と言及したが、これでは国民の信頼は得られそうもない。

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