Rマドリードの本拠地スタジアムで火災発生 大規模改修中の溶接作業が原因

改修中のサンチャゴ・ベルナベウ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードの本拠地スタジアムのサンチャゴ・ベルナベウで26日、火災が発生した。同国紙「マルカ」など、各メディアが報じた。

現在2022~23年シーズン中の完成を目指し、急ピッチで大規模改修工事が行われているスタジアムでアクシデントが起きた。地元消防署によると、溶接作業中に断熱材から発火し、スタジアムから真っ黒な煙が吹き出し、火災警報機が鳴り響いたという。消防隊が到着したころには作業員によって火は消し止められ、ケガ人はいなかった。

サンチャゴ・ベルナベウは改修後も8万人収容を維持し、開閉式の屋根と360度のビデオスクリーンを設置。スタジアムにはショッピングエリアが併設される予定で総工費は5億ポンド(約770億円)とされている。22年8月に完成予定だったが、昨年に新型コロナウイルスの影響で工事がストップしたため遅れが出ている。

今季のRマドリードは欧州チャンピオンズリーグでベスト4、国内リーグ2位とタイトルを獲得できなかったが、新スタジアムまでトラブルに見舞われるなど、踏んだり蹴ったりのようだ。

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