「脱炭素」提案、株主側に軍配

米エクソン取締役に2人選出

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米イリノイ州シカゴ近郊のガソリンスタンドに掲げられたエクソンモービルのマーク=2016年10月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米石油大手エクソンモービルは26日の株主総会で、米投資会社が脱炭素など気候変動対策の強化を求めて推薦した取締役候補のうち、少なくとも2人を選出した。株主提案への反対を呼び掛けたエクソン経営陣との委任状争奪戦は、「物言う株主」に軍配が上がった。

 投資会社は新興勢力のエンジン・ナンバーワン。株式保有割合はごくわずかだが、世界的な環境規制の流れに乗り、年金基金など有力株主の賛同を得た。温室効果ガスを排出する化石燃料を扱う石油業界にとって歴史的な転換点となる可能性がある。エクソンは経営戦略の抜本的な見直しを迫られそうだ。