インテルのコンテ監督が電撃退任 11年ぶりリーグ制覇も緊縮財政の方針に不満か

電撃退任のコンテ監督(ロイター)

今季イタリア1部リーグを11年ぶりに優勝したインテルは26日、アントニオ・コンテ監督(51)との契約を解除したと発表した。

コンテ監督は2019年に就任。2年目でリーグ制覇を果たしたが、22年夏までの契約を残しての退任となった。インテルは公式ホームページで「19回目のスクデット(リーグ優勝)を獲得したアントニオの並外れた仕事に感謝する。アントニオ・コンテはクラブの歴史です」とコメントし、功績をたたえた。

イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」など各メディアによると、深刻な資金難に陥っているインテルは、主力選手の売却を含めた来季強化方針を固めており、これに不満を持ったコンテ監督が退任を決意したという。後任には元ユベントス監督のマッシミリアーノ・アッレグリ氏(53)やラツィオのシモーネ・インザーギ監督(45)の名前が挙がっている。

また、退任したコンテ監督にはイングランド・プレミアリーグのトットナムやスペイン1部レアル・マドリードの監督に就任する可能性が報じられている。

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