地方移住に興味のある人必見! 書籍『地方×(カケル)~地方で好きな仕事を掛け合わせる生き方~』の企画書公開!

地方にUターン移住し、立ち上げた「ひとり出版社」

みなさん、はじめまして。兵庫県の加東市という田舎で2020年4月に設立したひとり出版社「スタブロブックス」と申します。当サイトの「プロフィール紹介」でもお伝えしているように、当社は東京と大阪で出版の仕事に長く携わった代表の私(高橋)が故郷である加東市に2014年にUターン移住し、数年の構想の末に立ちあげたひとり出版社です(スタブロブックスのHPはこちら)。

今回、地方発本づくりの第1弾書籍として、「地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方」を提唱する書籍『地方×(カケル)』(2021年夏頃発刊予定)の原稿の一部を先行公開していくことにしました。

書籍『地方×(カケル)』の企画書を公開

記念すべき1回目の投稿では、『地方×(カケル)~地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方~』の企画書を公開します。

地方移住や地方での起業に興味のある人、自分の好きな場所で好きな仕事をしたいと考えている人、Uターンを検討している人などの参考となり、なおかつ読み応えのある書籍に仕上げるべく、現在鋭意制作中です。

まずは企画の内容をご覧になり、『地方×(カケル)~地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方~』の概要を知ってもらえれば嬉しいです。

【企画主旨】一億総クリエイター時代の新たな地方論

(タイトル案)

__『地方×(カケル)』
__~地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方~

まず本書は、単に地方暮らしを推奨するだけの本ではありません。あるいは「半農半x」のように、小さな暮らしを楽しみながら持続可能な生き方をしましょうと提言する本でもありません。

本書は、地方を拠点に好きな仕事で付加価値を生み出し、マーケットに提供して利益を創出し、得た利益を地元に引き込む――そんなウィズコロナ、アフターコロナ時代の新たな地方論を論じるための本です。

2010年代以降にデジタルツールやSNSが急速に発展・普及し、地方に居ながら必要な情報を取得したり、物理的に距離の離れた人たちとつながったり、情報を発信したりできるようになりました。

たとえばひと昔前にネットショップを開設するためには多額の投資が必要でしたが、現在は無料で手軽に作成できます。こうしたデジタルツールやSNSをうまく利用すれば、地方で生み出した商品やサービスを地元の人たちにとどまらず、日本中や世界中のマーケットに提供可能です。

このように、地方で好きな仕事を掛け合わせた生き方を楽しみながら、なおかつ生み出した付加価値を域外に提供し、得た利益を地元に引き込む――そんな地方での活躍や貢献もやろうと思えばできる時代です。

戦後、多くの地方人材が都市部や都市郊外に移り住み、工業化の担い手として機械を動かした結果、大量生産・大量消費による一億総中流社会が実現しました。戦後70年以上経過し、モノの消費より、コトの経験に重きを置くようになった今、あらゆる人がクリエイターとして付加価値を生み出せる時代の新たな地方論を考えたくなりました。

地方で付加価値を生み、地方に利益を還元する

そこで本書では、以下の3つをポイントに、地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方の意義や喜びを考えてみることにしました。

  • 地方×〇〇 地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせ、付加価値を生み出す
  • 地方×都市部 都市部との垣根を超えたクリエイティブワークで付加価値を最大化する
  • 地方×地産外消 生み出した付加価値を域外に提供し、得た利益を地元に引き込む

まず、地方を拠点に好きな仕事「x(エックス)」を掛け合わせ、付加価値を生み出せる論拠を示していきます。

つぎに、都市部を掛け合わせる意味は付加価値の最大化です。奇しくもコロナで地方に居ても都市部と連携しながら仕事ができると分かりました。地方を拠点に都市部のプロフェッショナルの力も借りることで、より魅力的なモノづくりやコトづくりが可能と提案します。

そして最後に、地産外消です。地方で生み出した付加価値を従来のような地産地消だけでなく、域外のマーケットに積極的に提供することで、得た利益を地元に引き込む地域貢献が様々な分野で、かつ個人レベルでも可能と提案します。

つまりひと言でいうと、「地方で付加価値を生み、地方に利益を還元する」ということです。この概念を本書では「ローカル×シティ×ワーク」と定義します。

地方で付加価値を生むローカル・クリエイターこそ、地方創生の主役

地方を拠点に好きな仕事をしながら付加価値を生み出し、最終的に地元に利益を引き込める「ローカル・クリエイター」が増えれば、消費と納税というダブルインカムで地域の経済を活性化させられます。

地方で稼げる産業は観光、農業、工場だけではない。あらゆる業種業態で稼げる個人が日本中の地方にたくさん生まれれば、日本の中で内需を盛り上げ、地方全体を活性化できるのではないか。地方が補助金や交付金、年金頼みになるのではなく、個人や民間の力で地元を元気にすることこそ、本当の地方創生なのではないか――そんな大きな提言も本書で少しだけ繰り広げます。

コロナでインバウンド需要がいったん消失したものの、日本経済は底堅い内需が支えている事実も改めて示されました。コロナを乗り切ったとしても、また新たなパンデミックがいつやってくるか分かりません。インバウンドに期待するだけではなく、国内需要の強化で日本の足腰を強くする。そんな意識をもつことが大切な気がします。

実践者ケーススタディ

以上のような「地方×(カケル)」の実践例を示すために、本書では地方で活躍している様々な分野のプロフェッショナルを紹介。地方を拠点に好きな仕事を掛け合わせる生き方、働き方の魅力に迫り、ウィズコロナ、アフターコロナの地方論を考察していきます。

<体裁>

  • 四六判並製本200頁前後(予定)
  • 定価1800円(予定)
  • 発刊時期:2021年8月頃(予定)

<著者>

  • スタブロブックス編著

<構成>

  • プロローグ 今こそ地方をクリエイティブ拠点に

・25年前に憧れたライフスタイル
・「高橋君、田舎でライターなんて無理やで」
・10年で様変わりした「環境」
・幕を開けた地方新時代
・出でよ、ローカル・クリエイター

  • 第1章 一億総クリエイター時代の新たな地方論

・「クリエイティブワークは東京」というウソ
・東京一極集中で得たもの、失ったもの
・地方で「自然」と「好き」の二兎を追う
・地方が都市部リソースを活用する時代へ
・一億総クリエイター時代の受け皿は地方

  • 第2章 「地方×〇〇」で付加価値を生み、地域に還元する生き方

・補助金、交付金、年金に頼らない「稼ぐ地方」の必要性
・「地方×好き×都市部×地産外消=地域活性化」という方程式
・「ローカル×シティ×ワーク」という概念
・「地方×(カケル)」の働き方、暮らし方はこんなにも楽しい!
職住近接、低ストレス・高クオリティライフ、故郷への貢献etc…
・地元に利益を引き込むローカル・クリエイターが地方を元気にする

  • 第3章 「地方×〇〇」の実践者=ローカル・クリエイターズ・ファイル

【ケース①】地方×コミュニティデザイン
【ケース②】地方×起業
【ケース③】地方×IT
【ケース④】地方×企画
【ケース⑤】地方×陶芸
【ケース⑥】地方×音楽
【ケース⑦】地方×出版

  • エピローグ これから10年の働き方、暮らし方

・都市集中と地方暮らしが同時進行し、適度に分散した社会へ
・働き方、暮らし方が多様化していく
・ローカル・クリエイターこそ地方創生・地域活性化の主役

今後の予定

企画は以上となります。今後、当書籍の原稿の一部を限定公開していきます。どうぞお楽しみに。

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