エンゼルス楽勝ムードから1点差で逃げ切り 大谷1安打

【レンジャーズ8-9エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは初回にジャスティン・アップトンの2試合連続先頭打者アーチとなる10号ソロなどで5点を先制すると、4点リードで迎えた5回裏にも4点を追加。5回終了時点で大量8点をリードし、楽勝ムードが漂った。ところが、先発のグリフィン・キャニングが6回表に2点を返され、8回表にはリリーフ陣が5失点。クローザーのライセル・イグレシアスが8回表途中から登板して1点リードを死守したものの、8点リードでも安心できない、今季のエンゼルスを象徴するような試合だった。

初回のエンゼルスはアップトンの一発のあと、二死1・2塁からホゼ・ロハスのタイムリーとテイラー・ウォードの4号3ランで4点を追加。一挙5得点のビッグイニングとなった。4回表にアドリス・ガルシアのメジャートップに並ぶ16号ソロで1点を返されたが、5回裏にアンソニー・レンドンのタイムリー二塁打、フアン・ラガレスのタイムリー、ウォードの2点タイムリーで4得点。ウォードは1人で5打点を叩き出す大活躍だった。

先発のキャニングは6回表にネイト・ロウの8号2ランで2点を失い、6回4安打3失点で降板。7回表は2番手のスティーブ・シーシェックがピンチを招きながらも無失点で切り抜けたが、8回表に3番手のトニー・ワトソンと4番手のマイク・マイヤーズが捕まり、ジョーイ・ギャロの8号2ラン、ブロック・ホルトのタイムリー二塁打、ウィリー・カルフーンの2点タイムリー二塁打で1点差まで追い上げられた。

エンゼルスの大谷翔平は「2番・DH」でスタメン出場し、ショートゴロ、空振り三振(デービッド・フレッチャーが盗塁死で三振ゲッツー)、四球、サードへの内野安打で3打数1安打1四球。今季の打率は.270、OPSは.956となった。

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