日本ダービー歴代最多の5勝を誇る武豊騎手(52)が27日、滋賀県で行われた東京オリンピックの聖火リレーに参加。新型コロナのため沿道での観覧自粛が呼びかけられる中、競走馬のトレーニングセンターがある栗東市の区間(栗東市民体育館~手原駅前)での〝第1走者〟として軽快ランを見せた。
「大変名誉なことでした。緊張感もありましたが、うれしかったです」と走者を務めた感想を話した武豊。「1年延期になっていろいろな思いがありますが、多くの方がオリンピック成功に向けて努力されている。そこに自分も関わらせてもらって光栄なことだと思います」と使命感をあらわにした。
30日に行われるダービーではディープモンスター(牡・池江厩舎)とコンビを組む。「そっちのほうで思い切って走って金メダルを取りたいですね」。本業での1着ゴールを果たし、自身の最多勝記録を更新する8年ぶり6回目の栄冠を狙う。