”北斎”田中泯 筆を折ろうか悩む戯曲家”柳亭種彦”永山瑛太に熱い思い語る 「HOKUSAI」本編映像

5月28日より劇場公開される、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎を描いた映画「HOKUSAI」から、葛飾北斎(田中泯)が戯曲者の柳亭種彦(永山瑛太)に熱い胸の内を明かす本編映像が公開された。

武士という身分を隠しながら筆を取る戯曲者・柳亭種彦(永山瑛太)。外で物思いにふけっている種彦の前に現れた北斎は、種彦に「(戯曲を書くのを)やめるんか?」と切り込む。表現の自由を弾圧する幕府によって筆を折ろうか迷っていることを告げる種彦は、「先生は、絵のためにすべてを捨てられますか?」と問いかける。すると、北斎は真っすぐな目を種彦に向け、「いつかは…いつかは人に指図されねえで生きていける世の中がくる。生きてるうちにそんな世の中が見てえ!」と、種彦の肩をつかんで力強い口調で語る。そんな北斎の言葉に、種彦も「わたくしもです」とうなずく。

葛飾北斎と柳亭種彦という、現代にも名を残す二人の苦悩と心の絆に加え、信念を貫き物事に打ち込む決心が描かれている。

「HOKUSAI」は、世界中に影響を与えている葛飾北斎が、抑圧に負けずに“表現の自由”を求めて自分の道を貫く姿を描く。北斎の青年期を柳楽優弥が、老年期を田中泯が演じている。北斎に目をつける蔦屋重三郎を阿部寛が、柳亭種彦を永山瑛太が、歌麿を玉木宏が、北斎の妻・コトを瀧本美織が、高井鴻山を青木崇高が演じる。

【作品情報】
HOKUSAI
2021年5月28日公開
配給:S・D・P
©2020 HOKUSAI MOVIE

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