5回2失点の巨人・横川は次なるチャンスあり! 宮本コーチ「今度は白星」

好投した横川

次こそ勝ち星を輝かせる。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が、27日の楽天戦(東京ドーム)後、プロ初勝利をかけて今季初先発し、5回2失点、6奪三振と好投した横川凱投手(20)について言及した。

「ファームでやってきたことをしっかりと出したいです。チームが勝てるように先発の役割を果たしたい」と意気込んだ左腕は、序盤から制球力を武器に安定した投球を披露。初回はスモークのエラーと四球などから二死一、二塁のピンチを招いたが、鈴木を11球の勝負の末、見事空振り三振を奪って危機を脱した。

それでも、4回には茂木に先制ソロ弾、5回には自らの失策などから走者を出すと浅村に適時打を浴びて計2失点。援護点にも恵まれず、3回には自信のバットでプロ初安打を記録したものの、得点にはつながらず…。6回からはマウンドを譲り、待望の初勝利とはならなかった。

成長の証しは見せた。宮本コーチは「彼の持ち味が出たんじゃないですかね。若くて経験の浅い投手でありながらも、マウンド捌き、マウンドでの態度、打者に向かっていく姿は彼の成長を見れました。次につながる投球、合格点挙げてもいいのではないかと思います」と若武者の好投を称賛した。

次回以降についても「今は先発投手としての台所が厳しいですし、(危機を)救ってくれる投手に育ってくれたら。次回登板もありますので、そこで今度は白星といったところですね」と、次戦登板を明言した。

エース・菅野や今村が離脱し、先発の駒が不足する厳しい現状の中で見事アピールに成功した横川。次こそ、待ちに待った白星を飾って喜びの美酒と行きたいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社