宮交3億円支援要請 地域間バス運営困難 コロナ影響

 宮崎交通(宮崎市、川端史敏社長)が、市町村間を結ぶ路線バス「地域間幹線」の維持のため、県と市町村に対し3億円規模の財政支援を要請していることが27日、複数の関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大により宮交グループは大幅な赤字を予想しており、路線運営が困難と判断したもようだ。県と市町村は要請受け入れの可否や、負担割合、負担額などについて協議している。支援が決まれば、コロナ禍での民間企業への公的支援額として最高となる可能性がある。

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