◆横浜DeNA11-8オリックス
定位置奪取の好機は逃さない。今月5日以来の先発出場の横浜DeNA・神里が、2年ぶり通算4本目の初回先頭打者アーチを含む2安打3打点。活発な打線でひときわ輝いた。
「先制されたので何とか出塁しようと思って打席に向かった」という第1打席で、内角の144キロを右翼席へ。反撃ののろしを上げ、「しっかりと捉えることができた」とうなずいた。
三回にチーム7点目となる犠飛をマークし、五回には左前適時打と止まらない。「チャンスで打順が回ってきたので積極的にいった。追加点を挙げられてうれしい」
「1番・中堅」の争いでは桑原の後塵(こうじん)を拝し、「悔しい気持ちもある」と吐露する。前日26日は失点に絡む落球をしたライバルに代わって途中出場し、本塁打を放った。2夜連続のアピールは首脳陣に届いたはずだ。
三浦監督は「出てる選手にも刺激を与えて相乗効果になれば、もっとチーム状態が上がる」と期待。早出の打撃練習を日課とする背番号8が競争を激しくする。