60代女性、接種後死亡 宮崎県内初、因果関係不明

 県は27日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた県内の60代女性が腹痛を訴え、接種5日後に死亡したと発表した。女性は基礎疾患があった。ワクチン接種後、副反応が疑われる死亡例は県内で初めて。県は接種と死亡の因果関係は不明としている。
 県によると、女性は17日、65歳以上の高齢者対象の優先接種の1回目で米ファイザー製を接種。20日に腹痛を訴え県内の医療機関を受診し、その後入院して22日に死亡した。死因は家族の同意が得られていないため非公表としている。接種した医師は、死亡との因果関係は「評価不能」とし、腹痛が副反応かどうかも不明と報告している。重いアレルギー反応のアナフィラキシーの症状は認められなかったという。

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