コロナ禍、大雪で減少 路線バス利用状況を共有 上越市地域公共交通活性化協

 上越市地域公共交通活性化協議会(会長・池田浩上越市企画政策部長)は27日、同市の春日謙信交流館で本年度第1回会議を開いた。路線バス等の利用状況などについて情報共有した。

 市によると、バス運行対策費補助金の補助対象路線70系統における令和3年度上半期(令和2年10月~同3年3月、補助年度)の輸送人員実績は、前年度上半期(同元年10月~同2年3月)と比較して18系統で増加し、51系統で減少した(同3年度中に1系統新設)。

 大半の系統で輸送人員が減少した理由として、新型コロナウイルスの影響を上げた。感染拡大防止の観点による外出自粛などを受け、昨年4月以降は路線バスの利用が減少傾向となっている。

 加えて、今年1、2月は大雪に伴う運休が影響。記録的な集中豪雪に見舞われた1月の輸送人員については、昨年1月と比べて約3割減少したという。

 会議ではこの他、同2年度決算、同4年度同市地域内フィーダー系統確保維持計画、高齢者対象の公共交通啓発資料作成について原案通り承認した。

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