2年ぶり開催の交流戦で、ミスターフルスイングがセ界を震撼させている。ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(32)が28日の巨人戦(ペイペイ)で、代名詞の逆方向弾を放った。
26日の前カード・中日戦(バンテリン)でも右打者が引っ張ったような衝撃弾を見舞った男が、再びインパクトを残す一撃だ。
3―2で迎えた3回二死二塁、畠の2球目スライダーを左翼スタンド席へ放り込む11号2ラン。「しっかりためて、いいスイングができました」。低めの変化球をV字軌道のスイングで捉える完璧な一発だった。
逆方向への長打が調子のバロメーターであるギータ。過去2度「交流戦MVP」を獲得している男が、本領を発揮し始めた。