西武・中村剛也 シーソーゲームをひっくり返す交流戦最多78号

悠然と打球を見つめる中村

コロナ禍に苦しむチームを救ったのはベテランのバットだった。西武・中村剛也内野手(37)が28日阪神戦(メットライフ)の7回、4号勝ち越し2ランを放った。

追いつき追い越されのシーソーゲームの展開で2番手・森脇が1点を勝ち越され迎えたこの回。切り込み隊長・若林が中前打で出塁すると森が左二塁打と阪神左翼・ロハスの失策で同点に。3番手馬場を攻めるとなおも無死二塁でこの日2安打していた中村が追い込まれてから直球を右に流す2ラン。7―5と勝ち越し、西武はこの日初めてのリードを奪った。

この本塁打で中村は自身が持つ交流戦の最多本塁打記録と打点記録を更新する78号&207打点目。「打てて良かったです」とお決まりのコメントで笑みを浮かべた。

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