【リゾートトラストレディス】工藤遥加が首位浮上「緊張している自分を受け入れたい」

工藤遥加

国内女子ゴルフの「リゾートトラストレディス」2日目(28日、愛知・セントクリークGC=パー72)、34ホールをプレーした工藤遥加(28)が第2ラウンドで66をマークするなど、大きくスコアを伸ばし、通算10アンダーで単独首位に立った。

「練習ラウンドで難しいコースという印象だったのでこんなにバーディーが取れるとは思いませんでした」。ほぼ2ラウンドしたこともあり、1日で13個のバーディーを奪った。

当初はフェアウエーキープを最優先にあまり1Wを握らない戦略だったが、終盤は「疲れて距離が落ちてきたので」と1Wを多用。長丁場にもしっかり対応した。

プロ野球ソフトバンクの工藤公康監督の長女として注目を集めてきたが、10年間のプロ生活は未勝利。何度もチャンスを逃がしてきた。

「いつも崩してしまうので、緊張はすると思うんですけど、緊張している自分を受け入れてプレーしたいなと思います」。

2018年4月に早稲田大学人間科学部に入学し、現在も在学中。「自分に置き換えるのは難しいんですけど、心理学が好きで授業を取っています」。昨年からメンタルトレーニングも取り入れている。

課題は精神面。残り2日、学んできたことを生かし、初Vに向かってプレーする。

© 株式会社東京スポーツ新聞社