WBC世界バンタム級タイトルマッチ(29日=日本時間30日、ロサンゼルス)の前日計量が28日(同29日)に行われ、王者のノルディーヌ・ウーバーリ(34=フランスと、挑戦者で同級1位の元5階級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)はともに117・6ポンド(約53・4キロ)でパスした。
両者の直近の試合は、2019年11月7日のさいたまスーパーアリーナでのもの。ウーバーリはWBC同級暫定王者だった井上拓真(25=大橋)に判定勝ち。
当時、同級のWBAスーパー王者だったドネアはWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)決勝でWBA正規&IBF統一王者の井上尚弥(28=大橋)に判定負けして同王座を失った。
今回の試合の勝者は、年末~来年にかけて尚弥との3団体統一戦を行うことが期待される。
尚弥にとっては、ウーバーリが相手となれば、弟の敵討ちをかけた一戦。ドネアとなると、さいたまを熱狂させた激闘の再戦となり、いずれにしても大きな注目を集める試合となることは間違いない。