ドジャース延長戦で敗れる 筒香は好守を見せるも4の0

【ジャイアンツ8-5ドジャース】(延長10回タイブレーク)@ドジャー・スタジアム

ドジャースは3点ビハインドの9回裏二死2・3塁から代打オースティン・バーンズの2号3ランで同点に追い付いたものの、次打者アルバート・プーホルスのサヨナラ弾かと思われた大飛球をジャイアンツの左翼手マイク・トークマンが好捕。惜しくもサヨナラ勝ちを逃した。そして、タイブレークに突入した10回表にクローザーのケンリー・ジャンセンが3失点。再び背負った3点のビハインドをはね返すだけの元気はなく、5対8で敗れた。

長年のライバル同士の対決に相応しい熱戦だった。2回表にドノバン・ソラーノの犠飛でジャイアンツが先制すると、ドジャースは直後の2回裏にマット・ベイティが2号同点ソロ。5回表にスティーブン・ダガーの3号ソロでジャイアンツが勝ち越すと、ドジャースは直後の5回裏にクリス・テイラーのタイムリーで追い付いた。8回表にバスター・ポージーの10号3ランでジャイアンツが勝ち越して「勝負あり」かと思われたが、9回裏に代打バーンズが起死回生の同点3ラン。しかし、プーホルスの大飛球をトークマンが好捕したことで、試合の流れは一気にジャイアンツに傾いた。

ドジャースの筒香嘉智は「8番・レフト」でスタメン出場し、6回表二死2・3塁の場面でブランドン・クロフォードが放ったレフト後方への大飛球を好捕。チームのピンチを救った。ところが、肝心の打撃では空振り三振、ファーストゴロ、四球、見逃し三振、ショートゴロで4打数0安打2三振。2度の得点圏で凡退し、ロースター残留に向けてアピールできなかった。今季の打率は.162、OPSは.448に低下。明日はコディ・ベリンジャー、明日か明後日にはザック・マキンストリーも戦列復帰予定となっており、筒香の処遇が注目される。

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