ネイマールがナイキとの契約解除理由は性的暴行を否定

ネイマール(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール(29)が、大手スポーツ用品メーカー「ナイキ」と契約解除理由とされた性的暴行疑惑を否定した。

ネイマールは13歳で契約したナイキ社と二人三脚で歩んできたが、昨秋に突如としてプーマ社に乗り換えた。すると当時沈黙していたナイキ社は27日になって、ネイマールに2016年に同社の女性従業員に性的暴行を行った疑惑が浮上しており、同社が調査に乗り出した際に「調査への誠実な協力を拒否した」ため、スポンサー契約を解除したと異例の声明を発表した。

この展開にネイマールの父親も疑惑を否定。本人も自身のインスタグラムで「自分の身を守る機会さえ与えられず、その人が誰なのかを知る機会も与えられなかった。私は彼女のことを知らない。彼女とは何の関係もなく、アプローチされたこともない。従業員である彼女は守られなかったし、スポンサー契約を結んでいる選手である私も守られなかった」とナイキ社の一方的な発表に反論した。

最後には、2025年夏まで契約を延長したパリSGがナイキ社と契約を結んでいることを踏まえて「皮肉にも私は、自分を裏切ったブランドを胸に刻印し続けるだろう。それが人生さ」と冷ややかなコメントで締めくくった。

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