ジェイソン・デュパスキエの事故を受けて僚友の山中琉聖、同郷のルティが欠場/MotoGP第6戦イタリアGP

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 5月29日、ムジェロ・サーキットで行われた2021年MotoGP第6戦イタリアGP Moto3クラスの予選Q2のセッション中のクラッシュにより重傷となったジェイソン・デュパスキエ(CarXpert PruestelGP)の状況を踏まえて山中琉聖(CarXpert PruestelGP)、トーマス・ルティ(Pertamina Mandalika SAG Team)が欠場する判断を下した。

 デュパスキエはダイレクトに予選Q2に進出を決めていたため、Moto3クラスの予選Q2から走行を開始した。15分のセッションが終了の時刻を告げた時点で、ラストラップとなる2度目の走行の3周目でアタックを行っていたが、9コーナーの立ち上がりで転倒を喫した。

 このクラッシュはジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)と佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)とも絡む多重クラッシュとなり、デュパスキエはマシンから投げ出されてコース上を滑って横たわり、レースディレクションは赤旗を提示後セッションを終了させた。

 その後、メディカルカーと救急車が到着して、コース上で医師による検査が行われ、クラッシュから約20分後にドクターヘリが9コーナーに到着。しかし、コース上で医師による検査が続けられ、約35分後にヘリに乗せられ詳細な検査のためのフィレンツェのカレッジ大学病院に向かった。

2021年シーズンにCarXpert PruestelGPからMoto3クラスに参戦しているジェイソン・デュパスキエ、山中琉聖

 当日中に、FIMメディカルオフィサーのジャンカルロ・デ・フィリッポ氏が「デュパスキエは非常に深刻な状態にある」と発表し、海外メディアは「負傷箇所の把握を行った後に手術が行われるようだ」と報じたが30日にはそれ以上の情報が公式に報じられていない状況だ。

 そんななか、決勝日のウォームアップが行われたが、デュパスキエのチームメイトの山中琉聖、Moto2クラスに参戦しており、同じくスイス人ライダーのトーマス・ルティがデュパスキエの状況を受けて決勝レースの走行をキャンセルする判断を下した。

 デュパスキエの家族も病院に駆けつけたようで、ルティはデュパスキエの家族に付き添うという。