【K―1】バンタム級T決勝で敗れた邪狼・壬生狼が邪道・大仁田に謝罪 「また0からやり直します」

バンダム級日本最強決定トーナメント決勝戦でKO負けの壬生狼一輝

30日の立ち技格闘技「K―1」横浜大会での「K―1バンタム級日本最強決定トーナメント」で、〝邪道〟大仁田厚を崇拝し〝邪狼〟を名乗ることを認められたKrushバンタム級王者・壬生狼一輝(19)が無念の準優勝に終わった。

壬生狼は1回戦で野田蒼と、準決勝で大村修輝と対戦。しかし相手に食い下がられ、ともに判定の結果。これでスタミナを削られたこともあってか、決勝は黒田斗真の左ストレートに沈みKO負けを喫した。

試合後、顔面ケガだらけでコメントスペースに現れた壬生狼は3試合の振り返りを求められ「オイ! オイ! オイ! みんないい選手じゃった! 決勝の記憶はない!」と邪狼節で、出場メンバーと共に今後のK―1バンタム級を盛り上げると誓った。

戦前には大仁田の下を訪れ邪狼を名乗ることを認められるとともに「優勝したら寿司を食わせてやる」とニンジンをぶら下げられていたが「大仁田さん! 優勝できなくて本当にすみませんでした! また0からやり直します。これからも邪狼を貫きます! お寿司、お願いします」と話す。7回の引退撤回に比べれば、1回優勝できなかったことなど何の問題もない。きっと邪道は、健闘をねぎらってくれるはずだ。

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